梅雨の身体

2023年5月21日更新

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梅雨と呼ばれるこの季節は、雨が降りジメジメと した日が続く事が多く、なんとなく息苦しい感覚にな りやすいものです。ただ、私が以前に勤務していた保育園 に通う子供達は、雨の事など全く気にせずに(むし ろ、わざと雨に濡れて喜んでいる)、汗をかきながら 元気に動き回っていました。

それとは反対に、周囲 の大人は汗をかかないようにしたり、あの手この手 で湿気を取り除こうとしたりと四苦八苦しているよう に感じます。この両者は対照的ですが、この感覚 の違いは気候に対する思考が「受け入れる」状態 なのか「抗う(あらがう)」状態であるのかによるとこ ろが大きいようです。

湿度が高い時に最も影響を受けやすい体の部位 は皮膚です。全身にまとわりつくような湿気は、皮 膚の機能(体温調節や排泄)を妨げる要因となりま す。

医学的にも「皮膚の状態は、内臓器の状態に 影響する」と言われていますが、特に負担がかか るのは腎臓です。春に体が緩み、弾力を取り戻し た体であれば、大人であっても気持ちよく汗が出る ので腎臓の働きを助ける事が出来ます。

すると、不 快に感じやすい梅雨の気候も「受け入れて」健や かに過ごすことができます。いくつになっても「抗う」 必要のない心地よい体でありたいと思います。

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