春の身体

2023年2月7日更新

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太陽暦では立春を迎えるこの時期。

暦の流れと共存している人の身体もこの時期に春の身体へと変化していきます。身体の基本三層構造とされている「後頭骨-肩甲骨-骨盤」が各々に影響を受けながら弛んでいくというのが、実際に起きている身体の変化です。

しかし、身体が四季の変化に順応せずに一年中強張っているような「鈍い身体」であると、この変化を体感する事はなかなか難しいかもしれません。かつての私も鈍い身体であり、全くわかりませんでした。

身体が弛んで弾力のある状態になると、1月頃から首の上にある後頭骨が弛み始め、2月、3月と月日が経つにつれて肩甲骨から骨盤へとその動きが連動していきます。

この「身体が弛む」という変化の過程の中で身体が不安定になり、滞りや偏りが生じやすくなる為、風邪などの症状により高熱を出してそれらをリセットしようという生理的な排泄反応が起こります。

この反応の流れを知っていると、熱が出ても慌てることなく、体を調整するための「貴重な機会」だと捉える事が出来ます。

そして、こんな時に慌てずに落ち着いて体の変化や反応と向き合っていくことは、身体だけではなく、ご家族との関係性をもより良い方向へと導く礎となると感じています。

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