秋の身体

2023年9月19日更新

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これからの季節、次第に朝晩の冷え込みが強くなり、肌寒さを感じる日が増えてきます。そうなると身体は体温の放散を防ごうとする為、皮膚が引き締まりそれと連動し、身体全体が引き締まる変化がみられます。

秋は「捻れの季節」と呼ばれていますが、これは、骨盤→肩甲骨→後頭骨の引き締まる変動が左右交互に起こることに起因しております。暑い夏の時期の暮らし方や夏の疲れ、そして日頃の生活習慣の積み重ねによってこれからの季節は重心の偏りを生じやすいのです。

身体の各部位が左右交互引き締まる過程の中で重心のバランスに偏りがあると身体は容易に「捻れ」を生じます。それと同時に起こるのは身体が渇く、乾燥するという現象です。気温が下がると水を飲む機会が減りやすいのですが、空気が乾燥していくこれからの時期にこそ、生水をこまめに摂り、保水する事が必要となります。

何よりもまずは、日々の暮らしの中で、この身体の捻れ具合や渇き具合を自覚することが秋以降の体調不良の改善に繋がります。

ただ、残念ながらこの認識は、まだ一般的にはあまり知られておりません。

しかし、この身体の変化を頭の片隅に置く事よって、季節の移ろいに合わせた身体の変化を少しずつ実感することができるでしょう。

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