新年度の身体

2023年3月24日更新

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骨盤が「開き上がる」状態となるこの季節。これに関連して起こりやすい身体の反応が「お腹が硬くなる」事です。

さらに頭が緊張し過敏になると、この状態に拍車をかけることになり、その結果として身体は情緒不安定な状態へと陥りやすくなります。いわゆる「五月病」の身体はこの典型例といえます。

ご自分の今のお腹の状態はどうでしょうか?良い状態のお腹のイメージは、3歳前後のお子さんのお腹です。実に柔らかく弾力に富んでおり、立ち姿勢をみると下腹部の「臍下(せいか)丹田(たんでん)」に膨らみがあり、力が満ちているのがよくわかります。

お腹には、過去の打撲や脳血管疾患の影響が現れることもあり、様々な体の状態を指し示してくれる大切な場所でもあります。

丹田に力が満ちている状態とは「丹田に力を入れて硬くする」事ではありません。逆に力が抜けて自然と丹田に息が入る状態です。

「深息法」という呼吸方法は、深い呼吸を丹田へと導くものです。

新年度がはじまり、生活環境が変化しやすいこの時期。お腹を柔らかくして、深い呼吸を保つ事は、環境の変化にも柔軟に対応できる身体へと向かわせてくれます。

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