家庭でおこなうお手当て

2024年2月22日更新

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「子どもが体調を崩しています。何か出来る手当てはありませんか?」

このようなお問い合わせをいただく機会が多々あります。それに対する私の返答は、次の3つの観点に基づいております。

1.症状(病気)に対してではなく、個々の身体に対して対応する。

2.我が子が同じ状況になったとき、どのように対応するか。

3.過度な対応(お手当て)は慎む。

実際に、我が子が体調を崩した時や不調を訴えたときにも、慌ててすぐにお手当てをする事は極力控えるようにしています。なぜなら、すぐにお手当てをしてしまうと、その子自身が持つ自己治癒力や生命力がはたらく機会を親である私が奪うことになると受け止めているからであります。

とはいえ、一刻も早い対応が必要な事もあるでしょう。

その一線を知るためには、まずは身体に手を当てて、触れて確かめるということを当たり前にしておく必要があります。そう体堂の講座では、その為の体感を研く訓練でもあります。

不調時の対応や判断は、日頃の暮らし方の意識や身体との向き合い方、そしてご家族との意思の疎通や観察をどこまで出来ているかによって決まるものです。

それが十分であれば、不安感(心配)と安心感(大丈夫)という体感をご自身の天秤にかけることが、信頼できる最善の判断基準となります。

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